>>57
渡そうとした煙草を死体のポケットにしまいながら
「まあな。俺は吸ったことはねえが、一度摂取するとやめられねえって聞くぜ。」
と言う。
引き寄せていた死体も臭ってきていると言われ、確認すると
「え、マジで?…本当だ。やっぱり子供の死体は腐りやすいから扱いにくいぜ。」
「悪かったな、死体にベタベタ触ってる気味悪い奴がいきなり近づいたら遠ざかりたくなるのは当然だ。」
とほんの少し申し訳なさそうな顔で相手から少し離れる。
「お前まだそこにいたのか…人増えてるし……」
戻ってきた男は呆れ顔で二人を見ていた。
「臭いっ!そもそもなんでお前は死体の手当てとかしてるんだよ!!」
「そういう成分があるしな。ついでに俺は煙草も吸ったことはないし吸いたいとも思わない。」
「お前も吸いたくなっても間違っても吸うんじゃないぞ?中毒になった奴が数人いたからな。」
「……死体の冒涜はともかく、能力に頼りきりにはなるなよ?じゃあ、俺はおさらばするからな。」
ちょっとした忠告をして。
>>60
「ふむ、アンタはさっき此処にいたと。」
「この気味の悪い光景と悪臭をまた見に来るなんて相当クレイジーだな。」
「さて、俺はこの臭すぎる場所から退散するとしよう。」
そう言って死臭の酷いこの場所から離れていき。