>>38 アマキ様
「……花がこんな様じゃ、上司に叱られてしまうな。」
一回舌打ちをした後ポケットからハンカチを取り出して傷口をふく。相手の言葉は聞こえていないのか、穴だらけになった花達を横目で見やりながら忌々しげに呟く。スッと立ち上がり体制を直すと分散させた氷をまるで銃弾のように全方位に向けて飛ばし対抗する。
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>>39 レナ様
そうね、とだけ短く答えると、小さな抜け穴を通って地上に顔を出す。土のついたコートを払いながら、辺りを見渡し、
「 危機が迫っていることを知らない人々は盛んに働いているのね 」
沢山の人々が道を塞ぐのを見ながらそう呟いてみる。
>>40 ルカス様
「 叱ってくれる上司がいるだけ十分なのよ 」
ふと、一度、一瞬、アマキの笑みが剥がれ落ちる。しかし、それは瞬きの間に消え、また不可解な笑みを貼り付けると、宙に炎の壁を作り出し、氷を素早く溶かす。
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