>>93
(写真をじっくりと確認するが、自分が覚えいる範囲での記憶には無かった。)
…見覚え御座いませんね。
申し訳ありません。自分から御恩を返すと言っておきながら…
(無力感を感じ、無意識に糖を生み出してしまう。その糖は砂の様にさらさらと服の袖口から流れ出る。)
見掛けましたら、お伝え致します。
(袖から糖が零れている事に気づくと、焦って袖を握る。暫くすれば糖は出なくなっていた。)
「あはは、ありがとー」
(大して相手には期待していなかったのか「やっぱりね」と言わんばかりの表情で乾いた笑みを浮かべる。しかし自分を気づかってくれる相手に対し悪い人ではないなと思う。袖からサラサラと粉状のものが出ているのを見逃さなかったのか興味を持ったような目つきで相手を見て下に続けて。)
「その骨全部食べて良いよ。俺はもう十分食べたから。」