>>葡萄
…自信満々な人嫌いじゃないわ。でも、出会い方が悪かったわね。
でもその自身はどこから?まさかさっきのトランプ?あんなの本気なわけないでしょ。
>>環様
可哀想?
そう…愚かだとでもいいたげね。
何だっていいわ。はっきり言ったらいいじゃない。
私を愚かだと思ってると。
蔑まれてきたから心理戦も得意なの。
(目の奥に赤い光を出しながら二人にいう。こちらも負けるわけがないと言い返すように)
「いや、逆にあのトランプが本気なら私帰るけど?本気じゃないと分かった上で勝つって言ってる。…開放者だからとかじゃなく、私が勝ちたいから勝つ。それだけ」
相手の問いに答える。
その言い方はやはり自信があるようで。
>>140 葡萄
奴隷が生き甲斐? そんな考えが、本当にあったなんて……。通りで奴隷制がなくならないわけね。
(奴隷制に黒幕などいない、でもなく自分達には開放しかできない、でもなく自分の意思で隷属を望む奴隷の存在に何より驚き。解放を望み、解放者によって望みを叶えられた者はまだいい。奴隷解放を解放者の特権とする事には疑問を持っているが、まだいい。ただ、奴隷のままでいることを望む者がいるのは理解できず。自分の意思を持っている様で自分の意思を持たず、ただ主人に従うだけの楽な道を選んだ奴隷は、自分達が奴隷制を維持してしまっている事に気づいていないのだろう、と表情には出さず呆れ)
>>141 イリア
じゃあお言葉に甘えて。やりもせず、やらせもせず諦めて、得られるかもしれない可能性を切り捨てるのは愚かじゃないのかしら? 愚かじゃないなら何なのか、是非ともご教授願いたいわね。
……蔑まれて心理戦に強くなるなら大抵の奴隷は心理戦に長けてる事になるんじゃない? 用事が無いならもう行くわ。どれだけ心理戦に強いのは気になるけど、今は……ふふ、調べ物を優先したいの。
(半透明の板をさらに浮き上がらせ、いつでもアトリエに戻れるよう準備を整え。実際の所、環のイリアに対する興味は指名手配されない、戸籍のない犯罪者という一点以外かなり薄れていて。冷徹ぶった仮面をひん剥いたら闇社会の下っ端にも及ばない、年相応のお嬢ちゃんが出てくるとかならまだ面白そうなのだが、この手の相手は子供扱いすると子供扱いするんじゃない、と子供っぽく癇癪を起こすのがオチだろうと考え。この考えもきっとイリアはお見通しなのだろうが、蔑まれた奴隷は自分一人と言わんばかりのあの自信満々っぷりはひょっとして本当に子供扱いされたくない、子供っぽいタイプかな? と思いつくと途端に微笑ましくなり、ついつい笑いが漏れ)