>>48、>>50
突然2人に絡まれて、彼は一瞬困ったものの、
ふぅ、と一息入れてから返す。
「アデュラリア君のは冗談で終わらないだろう。
これでも布の部分はあるから寒さも分かるし、
せっかくの散歩での気分が壊れるよ.......。」
顔の見えない兜の上からでも分かるほど
彼は困惑しきっていた。しかしながら、
せっかくだからと話し始める。
「2人はこんな風に、散歩はするのかい?
私はこれを日課にしていてね、毎日
欠かさない様にしているんだ.......。」
普段喋りたがらない彼が珍しい。
これを機により仲良くなりたいと、
そう彼は思っていた。
>>アデュラリア、ダリア