>>122
〈ピカッ〉
(ほんの、瞬きにも満たない短い時間
たったのそれだけで、硬く 重く 大きな石板はこの世から消失した)
『・・・・・マニは ちがう 』
『やみ 光 それだけで ともだちに なってくれない あんな 光 やみ じゃない』
(握り締めた手を開いて、振り向いたピカが言う)
『 マニ ピカと いっしょに・・・いや ともだちに なってくれる?』
(それでも、帰ってくる答えが怖くて…ぎこちなく 脆さを感じる声)
「……」
目の前で起きたことに唖然とする。
そして友達になってくれるかと聞かれ、少し間が開いた後言う。
「…もちろん…。もちろんだよ!…でも、良いの?その石の板、ピカについて書かれてたのに…」
嬉しそうに言って。
消滅した石板のことを口にし。