>>166
(イルが示すその先で、随分と古めかしい社(やしろ)が岩肌に建っている
外装は傷が多いが、崩れる気配は微塵も感じさせなかった)
「…ここなら 君にもピカにも邪魔はないと思う
ちょっとボロボロだけど 中はそうでもないから 遠慮なく入って」
(そう言いつつも…)
《ゴンッ》「わっ」
(背が高いからか、入り口の上に頭をぶつけて 痛がりながら社に入って行った)
「あ、はい。…大丈夫ですか…⁉」
イルの後を追い、入ろうとすると頭をぶつけたようで心配して。
ぶつかるほど身長あるとか羨ましい…と考えつつ入っていく。