>>39 副隊長殿
一向に諦めない、もうすぐ雌の巡回が始まるというのに
1潰せば、20も来る奴らなのは大蛇も理解している
グズグズしている暇はない
(風の音にかき消される程の小さな音と共に、小山が地上に躍り出る
その視線は先を行く人間をしっかりと捉えている)
前足を滑らせ、人間の斜め後ろを保ち
じわりじわりと距離を詰める
(小山の様な体は、地面を捨てたとしても表皮と巧みな動きは
視線にその巨体を写させることはなかった)
>>40 ヘイネさん
静かにその場に立つ。手にはまだナイフは握られていない。
まだ詰め寄ってくる相手に気づいていないのか。
「…」
(…いる…?)
気づいてはいない。ただ、そう予想する。
確定はしていないが、今までの経験からの勘でそう感じ。