>>ALL
………(む)
(大門からそう離れていない場所、暗がりから激しい息遣いを感じる…
息の量からして人では無い、そしてこれほど荒い呼吸となると…手負い)
………
(暗がりを覗けば、人打ちの妖は其処に居た
肩から胸にかけて大きく怪我を負っており、傷を癒そうとしている様に見える
…物騒な空気の元が目の前の手負いよ…誰が追い詰めたは知らぬが、仕留めぬ手は無いわ)
『忍び装束に着替え、槍を静かに構えて屋根上に回り込む』
【>>193でした】
>>193-194
結界ははったがあの程度ならやぶれるだろう。
しかしそう遠くには行っていないはず。
ならば……
あの妖のかおり…?
あいつなら気配を消せるはずだが…。
いや、もしそれだけの力が残っていなかったら。
瀕死の状態だとしたら。
あり得る。
終わってない、が、もうすぐ終わるだろう。
気配が薄くなっていく。