>>73 リトさま
微妙に相手の声が慌てているのを感じ、笑いがこみ上げてきた。相手は混乱している。どうせ掛け間違えたか何かだろうが、挑戦状も雅子が行ったみたいだし今用事はない。
相手が切らないのなら、此方も付き合ってやろうではないか。
そんなことを考えてまた応える。
「へえ、路地裏。今度はどこになりますかね?」
【>>74 千鶴さん】
まずい、確実にまずい。遊ばれている…あっちがその気ならこっちだって…「私メリーさん、多分近所の馬場さんの家に居るの…」終わった。パニックになり過ぎて、訳の分からない事を言ってしまった。え待って、メリーさんの電話ってかけた側がこんな怖い目に合うんだっけ?いやどんなことであれ、電話を仕事にする詐欺師が負ける訳には行かない…!リトは静かに次の電話を待つ。