>>37 郷花君
「…………」
( そういう事、言っているわけでは無いのだけれども…リストに
目の前の元気なケガ人の名を書き終わり、懐から緑色の用紙を取り出す )
「 悪いが、君にとってマイナスな報告はまだ続く…その ヒーロー活動の
代償と思ってくれれば楽だろう…まず、君が欠席した分の授業だが…事情を
説明した所、各科目での追加レポートの提出でチャラにしてくれるそうだ…
ついでに次回提出分の課題、そして私からの宿題、反省文60行分をプレゼント 」
( そういった笑顔は少々折りたくなる感性を私は持っている、容赦無く
郷花君の前にある机にやるべきプリントを重ね、それはかなりの厚みになり…
…おっと)
「 …まぁ 良い報告もある…今、ここで聞かせる気は無いがね 」
えー、ヒーローは勉強が苦手だって相場で決まってるのに!非道いですよ、先生!
( 山積みになっている課題や追加レポートを見据え、あからさまに不機嫌そうな表情を湛えて上記。 私は理系が苦手だから、加減をしてくれると嬉しいな、なんて口走りつつ、複数のペーパーをひっくり返してみれば、見事なまでの数学一色に、内心、舌打ちして。 然しながらも、模範となるべき自分がサボっちゃいけないとは思っているのか、顔をしかめながら、椅子に腰を卸し、ぶらぶらと足を動かして。 )
…良い報告、別の場所でなら聞かせてくれるんですか?
>>38:枯都骨サン!