…案外貴方も普通の人間らしい所があったんですね、驚いちゃいましたよ
( 一頻り両手を合わせ幾回も角度を変えてまるで大根役者に対して冷やかしの拍手をするかのように手のひらを叩き続ければ、血を拭き取った袖が汚れてしまっている事も気に留めず苦悶の表情を浮かべたそれに再び手を付けて気味悪がりもせず刺々しいその髪を擽るみたく撫でては段々と心の底が冷え切っていく表情を失い始めた虚凜を流し見してこりゃ又不味いなと焦燥しては一言声を掛けようとしたのだが、直ぐに立ち直ってまた彼らしい冗談を口にし出したのを見てやっぱり彼も正気の沙汰ではないと評価を改めては重苦しい溜息をつき )
そーゆー時代劇的なのは流石にやってなかったんとちゃいますゥ?、だってモダンが俺は好きですもんね近未来的だけどジェントルマンで燃えるパリですもんね。
>>659/週刊分身!変な肩書きを付ける事に定評のある著名な批評家こと虚凜、とあるNiceな芸術家と内通か?!これにて徹底討論二時間スペシャル!
逆に君が想定する反応はなんなのさ…
( “誰だって驚くし、予想外のことが起きるとイライラするよ”と続けながらも軽く眉を寄せて、溜息を吐いた彼を見れば疲弊しているように見え、流石に2連チャンはキツかったかなぁ、と教室内に入った際に目に飛び込んだ血濡れの光景を思い返せば、連動するようにみっともなく取り乱した自分を思い出し腸が煮えくりかえりそうになりつつ今度は覚えとけよあの死体と内心決意を固め。それよりも、と彼が元気な高校生だとしても限度があるだろう体力を心配すれば。まだ軽く歩いただけだとしても芸術家は一つの作品に手間と頭脳をかけると言うし、こんな状況で体力切れで気絶、なんてことになる方が面倒だろうと、自分が感じたことから少し行き過ぎた想像をし )
フューチャーなビームでパリパリなチュロス川君ってたまに口が悪くなるね?
( またまたお淑やかな印象を崩して放たれた言葉に先程問いかけようとした“疲れた?”の一言を失い、正しく絶句といった様子になり。これなら大丈夫かもしれないと胸を撫で下ろせば )
>>660 闇に潜み業を背負う深紅の月かなめ