>>38
鬼の少女がベリオールを不意に襲ってきた……
?「あなた、どういうつもり?ウサギさん(シュガーリアはウサ耳亜人種)に何の用かしら?ベッ別にあのウサギさんが好きなわけじゃないけど(照)……いっ一応あの娘がいなかったらあなた達から世界を救えないから……私が人間さんたちにちやほやしてもらえないし…
…あの娘は私の大事な仲間なの。
もし、手や足を出そうって言うならベリオール、決戦の日が来る前に、今ここであなたをやっつけてあげるわ」
「ふむ。貴様は確か7番目に訪れる予定の……。
まあ、順序に拘りを持つ必要は無い、か。
良いだろう、まずは貴様を試験する事で、
『選別』の始まりとしようか……。」
(右腕をゆっくりと挙げると、袖の中から、
大量の黒い液体がドロドロと流れ出る。
それは男の身体の各所にまとわりつく。
両手を覆っては巨大な鉤爪になり、
背中からも異様な触腕が幾つも現れる。)
「来るがいい。遊び相手になってやろう。」
(瞬間、男の双眸が、ギラリと紅く輝いた。)