だってアンタ、どうみても大妖怪って感じじゃないもの・・・・・どっかって言うとアンタが出てきたその空間の方が、大妖怪って感じがするし、アンタはそう強そうにも見えない・・・・・
(そう言うと「で、博麗の巫女は異変がどうとか、なんちゃら結界がどうとか、妖怪がどうとか特に何も起きていない時はどうすればいいの?」と、後の霊夢とは対照的に、ただただ博麗の巫女という肩書きの何も知らない人間の少女、と言った感じで紫に向ける視線もどこか反抗期の娘が母親に向ける視線のように冷めている・・・・・)
>>20
【こちらこそ、ありがとうございます!】
【博麗神社 境内】
紫
「……………!あらあら、これまで何人もの博麗の巫女を見てきたけれど、そんな事を言われたのは始めてだわ。」
これまで63人(表向きには霊夢で14人目)もの博麗の巫女を見て、今回と同様に接して来たのだが、"大妖怪らしくない"、"強そうにも見えない"と言う言葉を言われたのは後にも先にも始めてであり、ますます楽しそうに微笑む。
紫
「特に何も起きていない時はこの神社内かその周辺にいる限り、自由にしていても良いわ。真に在るべきモノは在るべき場所に存在しているだけで均衡を成す。貴方の存在そのものが結界の軸となる。」
博麗の巫女としての役割は大きく分けて結界維持と異変解決であるため、それらが特に必要とされない場合は、何時でも結界に異変が起こっても対応できように神社周辺にいる限り、好きなようにしていても構わないと応える。
神社であるにも関わらず、神の説明や信仰を集めるように言わないのは、また別の理由があるのだが、それはまだ必要ではないと考えている。
>>21