紫
「人も妖も、神々でさえも、生まれ落ちたその瞬間から定められた宿命に沿って生きている。自由についての解釈は明言化されているか否かの違いでしかない。無知は宿命に気付かぬ事を自由と誤認させる……それだけよ。」
紫はスキマの縁に腰をかけ、誰しもが運命の輪の中で生きており、それらの存在理由は生まれる以前から全て決まっており、それを知らずにいる状態を"自由"と呼んでいるだけに過ぎないと呟く。
紫
「"まだ"何も異変は起こっていないわ、この神社の間取や雰囲気に馴染むためにも暫くは好きにしていても良いわ、必要な物があれば私に言ってくれれば可能な限りは揃えてあげる。」
加えて、今はまだ早急に対応しなければならないような異変も騒動も事件も起こっていないため、この神社に少しでも馴染めるように見て回ると良いと応え、更に必要なものがあれば揃えるとも告げる。
>>23
・・・・・やっぱり妖怪ね、運命ってのは決められているものじゃなくて作っていくものよ、決められた運命なんてまっぴらごめんよ・・・・・
(妖怪とは異なり、人間は100年生きれば長い人生だが、それでも妖怪からすればまだまだ短い人生に過ぎない・・・・・そんな短い人生の中で生きるからこそ、運命に抗い、運命を切り開こうとする・・・・・
対照的に、長い時間を生きる妖怪は、悟りでも開いたかのように運命とは既に決まっているものだと決めつける、霊夢はそれが気に入らないのか、反論すると・・・・・)
・・・・・なんか引っかかる言い方ね、言っておくけど、異変が起きるってことをわかってるんだったら未然に防ぎたいんだけど・・・・・
(紫のまるで異変がいつ起きるかわかっているような言い方に、起きるとわかっているのであれば異変が起きる前に未然に防いで大事にならないように予めしておきたいと言う・・・・・
しかし、博麗の巫女になりたての霊夢には異変を解決するという経験をさせなければならない以上、それはできないだろう・・・・・)
>>24