「かっ……可愛くはないのじゃ!!!
こ、こほん、なんじゃ。そなたがエスコートしてくれるわけではないのか。まぁよいわ、あそこで良かろう。」
(彼女の鋭敏な聴覚は要らぬものまでしっかりと聞きつけ、思いっきり否定する。
しかし全く、不敬なと言いたげなそぶりの節々からは嬉しそうな本心が見え隠れしている。
それから気を取り直すと、普段使っている食堂にでも行こうと提案し)
>>43 レイさん
あぁ、失礼。貴方とお話しできるなら僕はどこでも良かったものだから…。
じゃあ食堂まで、エスコートしましょうか?
( 場所に食堂を指定されれば承諾の意味を含んだ微笑みをふわりと浮かべ。そのまま歩き出そうとするも、ふと立ち止まれば彼女の前で音を立てずに跪き片手をそっと差し出して。…側から見ればそのやり取りは正に女王と召使のようだが、正直、彼のおふざけ。自分の行動に一々反応して気丈に振る舞う彼女が面白くなったようで、これにはツンケンして先に歩き出すのかな、なんて想像しながら。 )
>>44 アリアナ
……外に出られるのは困るけど、御理解の程感謝するよ。
( 勝手に出ていく、というところはやはり聞き逃さないらしいが、一旦は椅子に座り答えてくれる様子の2体に嬉しそうな笑みを向けて。 )
なるほど、一応で聞いてはみたけど外れたかぁ……
実は近頃、収容している中で異様な動きが目立ってきてね。勿論、僕たち職員が力を尽くしているから、犠牲はあれど事無きを得てはいるんだけど。
大人しい『ナニカ』ですら意味不明の行動を繰り返して、実際脱走した例もある。明らかに異変が起きているんだ。
( 相手から溢される愚痴を一字一句書き留める。その文字は少し乱雑であり、どうやら書くよりも聞くことに意識があるようで。ふ、と途端に動きを止めると、最近起こる異様な光景や観察結果の事実を淡々と話し始めた。場合によってはこれから先重大なことになりかねない。少し長いしたまつ毛を揺らしながら瞬きを数回、視線だけを相手に向け、「貴方がたは?以前よりも何か変わったところはないかい?」と『ナニカ』である存在皆等しく影響を受けているのかを問いかけて )