>>61 ▽ クリフさん
わ、すごい…
( 重く響く音に其方を見遣る。すると、駆け寄ってくる綺麗な毛並みを持つ馬に瞳を輝かせて。やや大きめで迫力のある姿に思わず声を漏らし。彼の言葉を聞いては、随分賢い子なのねと感想を抱きクスクスと笑み零す。頑張れば言葉も通じそうね。そうこうしているうちに、彼から差し出された右手。乗るように促されていることに気づけば、そっと手を添えて自分も跨ろうと試みる…がその前に、彼と、これから走るであろう愛馬と、この二人と成る可く目を合わせようとして。それぞれ一瞥しては、にこりと微笑み )
よろしくお願いしますね、
「うむ……、振り落とされぬ様せよ。ハッ!」
(手を取り、背後に跨った事を確かめる。
そして正面へ向き直り、手綱をピシャリと打つ。
巨馬はそれに応じる様に、颯爽と駆け出す。)
「──しかしお前、なに故に私を助けた。
魔術師であれば、私を敵に回す側であっても、
なんら不思議では無かった筈だ……。」
(馬で駆ける中で男はふと思い出した様に、
背中の相手に自らの抱く疑問を投げかける。
魔術師達の内で反乱の意思が拡がっている中、
多くの魔術師に抗った事を不可思議に思った。)
>>64 リリィ