「うむ……、振り落とされぬ様せよ。ハッ!」
(手を取り、背後に跨った事を確かめる。
そして正面へ向き直り、手綱をピシャリと打つ。
巨馬はそれに応じる様に、颯爽と駆け出す。)
「──しかしお前、なに故に私を助けた。
魔術師であれば、私を敵に回す側であっても、
なんら不思議では無かった筈だ……。」
(馬で駆ける中で男はふと思い出した様に、
背中の相手に自らの抱く疑問を投げかける。
魔術師達の内で反乱の意思が拡がっている中、
多くの魔術師に抗った事を不可思議に思った。)
>>64 リリィ
>>72 ▽ クリフさん
…どうしてでしょうね
( 自分でもはっきりとした答えを出せず、彼の背後で苦笑を浮かべる。あの時の自分の行動は、殆どの魔術師を敵に回すことに繋がるだろう。にも関わらず、それを行った理由は。目を閉じゆるりと首を傾げて。自分の考えとしては、反乱軍側にも、王国側にもつける中途半端な微妙な位置。何方の味方と云う訳では無いし…なんて言えばいいのかしら。んむむ、と小さく唸るもそれらしい答えが浮かんだのか あっ と小さく声を漏らし。甘いとか、綺麗事とか、そんなことを思われてしまうかしら。苦笑しつつ、下記述べて )
傷つけ合うのを、見たくなかったからですかね。何事も、穏便にすませられるならそれが一番だと思ったの