【戦闘スレ】第一次リヴァループ公領戦争

葉っぱ天国 > オリキャラなりきり > スレ一覧
96:クロエ◆Yg:2021/02/04(木) 00:12



>>95 クリフ様

……ッ!

( 目の前で起こった物凄い出来事。この人は人間なのかしら、なんて思うほどに、本当に凄い。だからといって声を漏らしてはいけないし、飛び散った土埃や石畳を受けてもいけない。せっかく出来上がった完璧な状況なのだから、ここで終わらせなければ。女性ならではのしなやかさと、普段の稽古で身に付けた素早さを生かし顔を覆う魔術師たちの背後を次々にとり、気づく暇もない速さでみねうちをいれていく。___真正面の戦いは苦手でも、こういう『作業』にも似た行為には強いのだ。……そうこうしていく内に、バタバタと魔術師は倒れていきあっという間に残り1人に。最後、と意気込んで背後をとりみねうちを入れようとした、その瞬間。ガシリッ!と力強く短剣を持つ手を掴まれてしまい、驚いた表情を浮かべてしまう。 )

な、なんで……まだ土埃は舞っているのにっ…!?
____……防御魔術!?

( 未だに舞う土埃。あれをまともにくらっているのだから、目なんて埃が入って上手く開けられないはずなのに。そう考えながらも、こちらを掴む手を素早く足で払い距離をとる。こちらを向いた魔術師の顔には……薄く輝いて見えるような、防御壁のようなもの。クリフに攻撃はせず、咄嗟に発動したその魔術で土埃を防ぎ切っていた。だからこそ周りの仲間が倒れたのが見え、こちらの腕を掴んできたのだ。「くっ……」と唇を噛み締め、魔術師を睨みつける。この人さえどうにかできればこの場は収まるのに、真正面からではどこかでカウンターを入れれるまで攻撃を耐えるしかない。それ程苦手なのだ。この状況に限っては、ただ攻撃すればいいものではない。なるべく傷を付けないようにしなければいけない。ぐ、と短剣を握り直す様子が、彼女のピンチを物語っていた。これを不運と呼ぶか、何と呼ぶか。 )

せっかく……この好機をクリフ様が作り上げてくれたのに…ッ


クリフ◆Qg:2021/02/04(木) 01:11 [返信]

「ほう……中々冷静な奴が居たものだな。
しかし残念だったな。貴様一人の力では
吾とクロエの首なぞ、取れはしないぞ。」
(クロエの姿を捉えて勝った気の魔術師に、
逆に気の向けられていなかった男が煽りたてる。
魔術師がハッとして慌てて男の方を振り向くが、
その時既に、男は担いでいた剣を放り捨て、
最後の魔術師目掛けを拳を振っていた。
拳は防壁に防がれたが、想定の内だった。)
「良くやってくれた……全て吾の期待通りだ。
少し物陰に居るといい。後は…、吾がやる。」
(一瞬クロエの方を向いて優しく告げると、
一転して防壁を張った魔術師に対して、
両拳を握り締め、容赦ない連撃を浴びせ始めた。
魔術師は必死に防壁に魔力を注ぎ続けるが、
ガントレットの堅さと男の力技で防壁は削られ、
何十発目かの打撃で、遂に防壁に亀裂が走る。)
「しめたぞ、このままこじ開けてやるわッ!」
(防壁に亀裂が入った瞬間を男は見逃さず、
これを好機と見て、亀裂が修復される寸前で
防壁を両手で掴み、亀裂を無理矢理貫く。
そして、敷戸の錆びた硬い引き戸を開く様に、
防壁を亀裂を拡げながら引き裂いていく。)
「ハハハッ…貴様の実力はそんなものかァ!」
(余裕綽々といった様子で魔術師に吠え、
それと共に、遂に防壁を完全に引き裂いた。
あまりに強引な突破に戦慄する魔術師を余所に、
すかさず男は魔術師の顎目掛けて、左フック。
崩れ落ちる相手へ、続けざまにミドルキック。
魔術師の意識は、あえなく遠くへ連れ去られた。)
>>96 クロエ


全部 <前100 次100> キーワード
名前 メモ