>>45 ナタリー
エルザ
「……!!
ナタ……ごほん、ちょうどいいところに来たわね!アリス!!
私は今、とても退屈しているのだけれど何か面白い余興は無いかしら?」
勢いよく開け放たれた扉の音に驚いて思わずビクッと体を震わせてしまい、何事かと思い扉の方を見ると、そこには煌めく金色の髪、赤と青のオッドアイの瞳、楽しそうに微笑んだ顔をしたよく見知った女性の姿が見えた。
年齢や身長等もそうだが、何処か似た者同士故にか、無意識の内に惹かれ、実の姉のようにさえ思っている腹心、ナタリーの姿を確認すると玉座からガバッと勢いよく上体を起こして赤い瞳を輝かせながら、咄嗟に出掛けた本名を慌てて呑み込み、女王らしい?態度を装いながら王冠争奪戦までの退屈しのぎをしたいのだが何か良い案は無いものかと聞いてみる。
【絡みありがとうございます!!
こちらこそ、国が傾きかねない横暴かつ我儘な女王ですが宜しくお願いします!!m(__)m】
>>47 ▼ 二尾の人魚サマ、
(/ わわっ、お優しい言葉ありがとうございます! )
それもそうですね 。わたしじゃきっと、人魚サマのお役には立てません
( 彼女の解けない警戒心。流石支配者サマ!一分の隙も見せないように振る舞うなんて、わたしじゃ絶対無理だなぁ。スっと目を細めては優雅に微笑む彼女を見る。優雅で欺瞞的なアリスらしい表情を浮かべると、落ち着いた声色で肯定し。気にする必要は無い、なんて言われちゃったら大人しぃく身を引くしかないじゃない?肩を竦めて残念そ〜に言葉を付け足す。本当に残念なんだよ、あー残念。片手に持った食べ物をひとくち パクリ。かなりお腹が空いていたらしい。人魚姫の国特有の味に舌鼓を打つと、心底幸せそうに笑って。…あ、良いこと思いついたかも!ぴーん、と何かが降ってきたらしく一瞬ハッとして。今日はまだ争奪戦前日。仲良くしたって咎められない日!なんて素敵な日!あまり知らない国をひとりでふらふらするのもいいけれど、なんなら詳しい人に教えて欲しい。美味しいものも見つけたいし、支配者サマだって自国の魅力を自慢したいでしょう?ほら、みんな幸せになれるじゃない!両手をぱちん、きらきらって瞳を輝かせるとひとた提案をして。うふふ、と楽しげな笑い声も交えながら、どうしても了承して欲しいのか言葉を並べ一気に捲し立ていく。その様子は、敵国の者といえどひとりの純粋な少女のようで )
そうだ!人魚サマ、この国を一緒に観て回りませんか? まだ争奪戦前日ですし、国民の様子も見ましょうよ〜。この国の良い所、たっくさん教えてくださいな。美味しいものを食べれば、考え事も一気に解決〜ですよ!
>>48 ▼ エルザ、
( 名前を呼ばれかけるなり、幸せそうにニコリ。女王サマを満足させられる余興…はて。舞踏会に演劇、演奏会、大抵のことはやり尽くしてしまって面白くないはず。そうですねぇ、なんて唸りながら視線を右へ左へと。この前服従させたお国に カジノ なんてあったけどどうだろう?サーカス団は?ぽこぽこと思いつけど、どれも退屈であるような気がして。忘れるためにはぁ〜っと首を振って。周囲に凛として立つ兵に視線を送るが、そっと逸らされてしまう。あーあ、本当につまらない人たち!そうだ、ずっと城内にいることが既にストレスかもしれない!今日は王冠争奪戦前日、自由に出られる今のうちに国内を回るのはどうだろう。確か東の国から、珍しい茶葉と茶菓子の技術が入ったような。華やかでありながらも落ち着きあるあの香り。まだ女王サマは口にしていないはず。兵達や臣下を気にせずにゆったりと優雅に過ごすのも気分転換には最適かな。両手を広げ、掌を上にし外を指す。それから機嫌良く軽やかに指をゆらゆらとさせながら得意気に笑って見せて。女王サマと二人でいたいっていう本音は周りにバレないように隠しつつ。ひと通り喋りたいことをぺらぺらと並べていけば、最後に再び一礼をして。 )
外へ出るのは如何でしょう?王冠争奪戦前日、安全に自由にまわるなら今のうちかと! 東にある国から珍しい茶葉が入ったので、お茶会を開くのも一興なのでは。