>>41
(エルザ)
…ハァ?まーだ争奪戦前日だろ?
ハートの女王様の国を観光したってなーんも問題ねえだろ?…ア?どこのどいつだか知らねえが、俺ァ世界一強いんだよっ!
ふーん、んで、こんなに騒ぎを大きくしてるのはお前らだけど、そこのクソ目立つ城の案内でもしてくれんのか?
(薔薇の香りが鼻の奥を突き刺すように入り込む。辺りを見渡せばそこは真っ白な薔薇の花達が勢揃いに並ぶ。
さすがはこの王冠争奪戦の最有力候補の国のせいか、ハートの女王の国の街は人の声でごった返していた。
そんな人混みの中、嫌でも目立つこの国の城、そしてこの国の女王と同じ色の髪色と軍服を持つ男が1人。Snow White、白雪の国の実力No.2のEveであった。
3つの国の支配者達で決めた王冠争奪戦開始の前日…面白いような事を始めたとは思ったが、冷静に考えれば完全に敵国となってしまうこの国の薔薇の蜜を買いにきたのだった。
しかし、No.2と言っても軍事力に長けた国の実力者、さすがのハートの女王の国の兵士たちが放っておくわけもなく、すぐにこちらに武器を突きつけた状況が現状。
胸を反らせるようにして、体を傾け腕を尊大に組んでは偉そうに自分は観光しにきたと言い張って。
実際、観光というか買い物をしにきただけだが、相手の兵士は信用するもなく、騒ぎ立てた。あまりのしつこさに脅すような口調で、冗談を言ってみせて。
周りを見れば、どこかのトランプ兵のように増える兵士たち。少しばかり騒ぎが大きくなって面倒だな、と無音のため息をひとつついて自分と同じ赤色の城を見上げて。
こんだけ騒ぎになれば、女王の耳にも届くだろう。争奪戦を起こすまでのワガママな女王サマ、まだ見ぬ顔に興味があるのか、目の前の兵士に案内するのかと話しかけ)
(pl:同じ色した女王様よろしくお願いいたします!裏切りが判明すると泣いちゃう女王様がとても可愛いです*.玉座に乗り込んでいいのか分からず、とりあえず城の近くで騒ぎを起こしてみました!兵士たちに玉座に案内させても女王様が見に行きてもよいので、ぜひ絡んでいただけたらと思います!)
エルザ
「……え!?白雪の国の者と思われる者がこの王都内に現れた!?
しかも私と同じ赤い髪と服装をしている!?
いったい警備の者はいったい何をしているの!?」
退屈な女王生活を過ごし、刺激を求めて戦争を引き起こしはいいものの、前日はどこの国も準備期間として用いているであろう事からあまり派手な動きも出来ず、暇をもて余していた事から何か退屈しのぎがしたいと言っていたのだが、突如駆け込んで来た伝令兵からの報告を受けて明らかに動揺してしまう。
エルザ
「ま、まあ、いいわ。
その勇気に免じてこの私との謁見を許可してあげる。
その命知らずを此所に連れてきてちょうだい?」
取り乱すのは女王(自分)らしくない。それにここは女王としての余裕と威厳を他国に示すチャンス。伝令兵に対してその命知らず(イヴ)をこの玉座の間に通すように指示を出すと、再び玉座に座り直して脚を組む角度や肘を付く等、色々なポーズを取って近衛兵達にどっちの方が良いか、どっちの方が威厳があるかどうかを聞いてみる。
エルザ
「…………一応、城中の近衛兵をこの玉座の間に集めておいてもらえる?
それと、こっちとこっちだとどっちの方が威厳があるように見える?」
【勿論です!絡みありがとうございます!!
外見で似ている要素があるので、意外にメンタルが弱い女王は凄い動揺していると思いますw】