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潜鴉
「ヒヒヒ……!」
《ズッ》
取引相手の背面にある壁の中から両手からナイフを持った潜鴉がヌルりと現れ、両手に持ったナイフを相手の首筋に突き刺して首を掻き切ろうと背後からの不意討ちを仕掛けようとする。
潜鴉が潜り込めるのは地面だけじゃない。
いかに堅牢な防御壁だろうと、核にも耐えられるシェルターの中だろうと、異能によって生成された障壁でさえも彼の前では意味を成さない……これまでに数多くの犯罪者達や殺人鬼達がこの奇襲に対応することが出来ずに仕留められて来た……
ガキィン・・・・・!
取り引き相手「おいおいどうした?それで終わりか?」
(潜鴉の突然の襲撃に為す術なくナイフの餌食になる・・・・・と、思われたが、取り引き相手の首筋は見た目の変化はないものの、鋼鉄のように硬く強固になっており、とてもナイフでは切りつけられないほどに頑丈になっている・・・・・
取り引き相手も能力持ちで、肝心の能力は硬化、といったところだろうか・・・・・)
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