>>255
氷華
「……?何か言いたそうな顔をしているわね?
これも何かの縁、何かあれば聞いてあげる。」
再び氷の足場を浮遊させて夕渚の前から立ち去ろうとしているところ、夕渚が何か悩み、言い淀んでいる様子を見ると、何かあるのならそれを聞くと言う。
これまで敢えて自己紹介をせず、年齢が同じである事以外に名前等の個人的な自己紹介を一切せず、また相手の名前についても伺わずにいるのは、互いにこの一件が終わったらそのまま互いに忘れて生きられるようにしようと言う考えから来ている。
夕渚「あ・・・・・えっと・・・・・なにかお礼をしたいのですが・・・・・」
(できれば、相手と友達になりたいと思っているものの、ただの学生の自分と悪人を取り締まる相手とでは立場も違えばそもそも生きる世界が違うという壁があり、この時はまだ後に親友になれるなんて思っていなかった・・・・・
せめて、助けてくれたお礼だけでもしたいと相手の顔を見つめる・・・・・)
悠矢「あーれま珍しい!氷華ちゃんが優しくしてる!・・・・・俺達にも優しくしてくれないかなぁ・・・・・」
(新入りであるノエルに優しくしている氷華を見て、いくら相手が新入りであれど氷華が優しくしているのが相当珍しかったのか、素直に驚く・・・・・
普通に失礼だが、悠矢の記憶が正しい限り、自分含め他のメンバーに・・・・・いや、そもそも優しい氷華など、一秒たりとも記憶にない・・・・・)
>>257、258