>>279
氷華
「………そう……ね。
人は……死んだらそこで終わり………」
夕渚のどれだけの事をしたとしても人は死んでしまえばそこで終わりだと言う言葉を聞いて夕渚に背を向けたまま目を伏せ、相手の言葉を繰り返すように呟き、自分達を庇って命を落とした両親達を想起する……
悠矢「ほぉ〜・・・・・書類、か・・・・・なら、近道していくかい?」
(書類を持っていく部屋はどこかを尋ねられると、普通に目的地の部屋に行くよりも、近道をしていくかどうかと聞き返してみる・・・・・
普通、建物内で目的地へ向かうとなると、大体はその構造に従って向かうのが正しいが、近道と聞く限りそれがちゃんと安全なのか、それとも普通にやばい感じなのかは定かではない・・・・・)
夕渚「・・・・・あ、あのぉ・・・・・?」
(氷華の様子の変化に気が付き、気分でも悪いのかと思って心配して近寄る・・・・・
さっきまでと違って、氷華の声が震えているのがわかる・・・・・
もしかして、しつこくしすぎただろうかとも思いながら声をかけてみる・・・・・)
>>281