おっ、見てよ氷華ちゃーん、なんかあそこにたむろってる奴らいるよ♪
(自分から組織名について口に出し始めたのに、氷華が組織名をちゃんと伝えると同時に今回はその組織への攻撃と制圧が本題であるということを話すものの、どこまでもマイペースな悠矢は歩道橋にいる少年少女の集団を指さして言う・・・・・
そして、続けざまに「あれ?今なんか言った?」と、氷華の言葉を聞いていなかったことがわかる・・・・・)
>>与作、氷華
『なんかガンつけられてますよ不安さん、どうしましょうあいつら』
「...商店街!!商店街!!」
「不安」が言葉を投げかけると少年少女は揃って一瞬自転車を止め、カッターや玄翁などを手にもち始め、そのまま商店街へ行こうと走行を開始しようとする。
「不安」はさっきより前線へ行き、商店街へ向かおうとする。
>>29-30
氷華
「……向こうは人通りの多い商店街……あのまま暴走したままだと危ない……」
何時にも増して話題が切り替わりると言うようにマイペース過ぎるがあまり、会話の成立がしにくいものの、彼の言う視線の先では商店街に向けて突っ込もうとしている一団を見て、ビルのフェンスから身を乗り出し地上に向けて飛び降りる。
本題であるファーストの取引現場の制圧まで少し時間がある。
それなら眼前で暴走している一団を人目につく商店街に到達するまでに制圧を完了させて鎮圧すればいい。
ビルの屋上から飛び降りた際に空中に浮遊する小さな氷塊を生成してそれらを足場として跳び移りながら右手の掌の中に30cm程の大きさの氷槍を複数本生成して一団の先頭の列の両端を走る自転車の車輪を狙って投げ付ける。
これが当たれば両端にいる自転車乗り達を横転させ、そのまま中央や後方にまで転倒を広げることが出来るだろう。