夕渚「へ・・・・・?えっ・・・・・あ・・・・・さ、佐藤、夕渚・・・・・です・・・・・」
(制服の袖でぐしぐしと涙を拭いながら、相手からの言葉でまさかの自己紹介が返ってくるとは思わなかったらしく、一瞬唖然とするものの自分も自己紹介をする・・・・・
泣いたり驚いたりと、間髪入れずに色々な感情が込み上がってくる・・・・・)
>>289
氷華
「貴方は本当に表情豊かね?
……少し羨ましいわ。」
氷華は感情が読みにくい微笑を浮かべながら、人並みに喜怒哀楽がある夕渚を見て、感情豊かだと言った後、相手に聞こえないように小さく"羨ましいと"呟く。
自分は過去から逃げられない、失ったモノに対する執着を捨てられず、感情の多くを幸せな記憶と共に失ってしまったのだが、対する夕渚は過去に凄惨な思い出があったのだろう事は先程の彼女の悲しげな声からわかるものの、それ乗り越えて感情を残せていると言う精神的な強さに対しての尊敬も含まれている……