>>362(隅影)
霞鴉
「……へぇ、ナイフの通らない体と言うことは……潜鴉を倒したのは君か。」
ナイフの刃がガチンと音をたてて防がれると、ナイフの通らない異能力者……少し前の取引現場にて、潜鴉を倒した存在が相手である事を悟るとナイフをクルクルと器用に指先で回しながらその事を呟く。
霞鴉
「じゃあ……これはどうかな?」
毒鴉達も交戦していた事もあり相手の情報は把握済みだ。
その性質上しにくく、硬化してしまえば身動きが取れなくなってしまうと思う両手足や肩と言った関節部分に向けて素早くナイフを振るってダメージを与えようとする。
>>363(桜空)
薫
「…………!!?
お止め下さい院長先生!!」
桜空の様子を見るために彼の収容されている部屋に向かっていると、通路に倒れた少年を見て、彼の元へ駆け寄ると、顔が大きく晴れて痣になっているのと、開け放たれた部屋の中では桜空が神宮の尋問を受けているのを目の当たりにすると、神宮の振り上げた右腕にしがみついて暴行を止める。
ザシュッ・・・・・!
隅影「よぉーく俺のことをわかってんじゃねぇか、だがな・・・・・」
ドオオォォォォオオオオン・・・・・!!!!!
隅影「お前達が船、そして俺を襲撃してきたように、俺だってお前らがここへ来ることを予め予想しておいたんだ・・・・・」
(隅影は予め爆弾でも仕掛けておいたのか、建物の下の階から突然爆発音が響き渡る・・・・・
そして「大体あと一分で完全崩落、といったところか・・・・・あいにくと俺は能力のおかげでこの高さから飛び降りてもさほどのダメージは受けないわけだが・・・・・どうする?小汚い鴉さんよ・・・・・」と聞き)
桜空「・・・・・(ひゅぅ・・・・・ひゅぅ・・・・・)」
(暴行を受け続けた桜空は、今にも止まってしまいそうなほどにか弱い呼吸をするだけで、意識を失っている・・・・・
腹部などにも暴行を受けていたことから、内蔵へのダメージもあるかもしれないが、それでも容赦ない一方的な暴力を受け続けたため、もはや生きているだけでも奇跡に近いのかもしれない・・・・・)
>>364