>>382(現在)
霞鴉
「ふーん?まあ、此方としても内通者の存在が確定したし、何よりも……firstの首領を捕まえて行けそうだから、良しとしよう。」
隅影の投げた瓦礫が霞鴉の体を押し潰そうとするものの、鉄パイプ同様に霞鴉は実体が無くなり、濃霧に溶け込むようにしてその姿が消える……
だが、霞鴉は逃走する訳ではなく、桜空の背後にて新たに現れ、そのまま桜空の首に腕を巻き付けて首を圧迫して気絶させようとする。
霞鴉
「お喋りな君の友達の代わりに……色々と詳しいことを聞かせてもらおうかな?」
桜空「ぐっ・・・・・!?くっ・・・・・!」
(桜空はなんとか相手を振りほどこうとするものの、相手の方が自分よりも力が強いためか、首が絞まる一方であり、まさに自分で自分の首を絞める形になってしまった・・・・・
段々と、桜空の抵抗する力が弱ってゆく・・・・・)
桜空「・・・・・」
(意識が途切れ、生死の境をさまよう桜空には、司の思惑など知る由もない・・・・・
意識の有無に関係なく、子供とは思えないほどに邪悪な思想に満ち溢れた相手の言葉を理解するのは、例え現代の桜空であろうと難しいことだろう・・・・・)
>>386