隅影「そいつは部下じゃねぇ、俺の取り引き相手だ、部下にするには使えねぇよ・・・・・」
(そう言うと「悪いが俺は先に逃げさせてもらおう、桜空はまぁとにかく頑張って抜け出せや」と言うと、霧が広がってきたことにより視界を遮られ始めるものの、逆にそれを利用して相手へと建物の破片の一部を投げつけると、そのまま地中を掘り勧めて海岸までたどり着き、他の停めてあった船に乗り込んで逃走してゆく・・・・・)
桜空「なっ・・・・・!?くそっ!何だこれっ・・・・・!?」
(桜空は、まるで相手の作り出した霧の城にて囚われた、掌の上で舞踏曲に合わせて踊るしかできない哀れな招待客・・・・・
視界も遮られ、方向感覚もわからなくなった今、相手からすれば自分はまさに獲物以外の何者でもない・・・・・
ここで捕まっては、数日後の武器工場襲撃の計画も実行できなくなる・・・・・)
>>376
桜空「・・・・・ぅ・・・・・うう・・・・・?」
(視界だけでなく、聴覚もぼんやりとした感じで、司の声がぐわんぐわんと響く感じで、上手く聞き取ることが出来ないが、目をつけられた、の部分はなんとなく聞き取ることが出来た・・・・・
が、桜空はその言葉に込められた真の意味を理解することは出来なかった・・・・・
桜空は、再び意識を失うと同時に、呼吸も一時的に停止する・・・・・)
>>377
>>382(現在)
霞鴉
「ふーん?まあ、此方としても内通者の存在が確定したし、何よりも……firstの首領を捕まえて行けそうだから、良しとしよう。」
隅影の投げた瓦礫が霞鴉の体を押し潰そうとするものの、鉄パイプ同様に霞鴉は実体が無くなり、濃霧に溶け込むようにしてその姿が消える……
だが、霞鴉は逃走する訳ではなく、桜空の背後にて新たに現れ、そのまま桜空の首に腕を巻き付けて首を圧迫して気絶させようとする。
霞鴉
「お喋りな君の友達の代わりに……色々と詳しいことを聞かせてもらおうかな?」
司
「……君は生かしておいた方がより残酷な運命を辿らせることが出来そうだ……」
司は意識を失った桜空を見ると、笑みを浮かべながら彼の傍まで歩み寄ると、ゆっくりと右手を伸ばし、後に彼が辿る事になる残酷な運命へ導こうとする。
司の狙いは何なのか、何を桜空に望んでいるのか……その行動原理は多くの謎に包まれている……