>>382
司
「……君は生かしておいた方がより残酷な運命を辿らせることが出来そうだ……」
司は意識を失った桜空を見ると、笑みを浮かべながら彼の傍まで歩み寄ると、ゆっくりと右手を伸ばし、後に彼が辿る事になる残酷な運命へ導こうとする。
司の狙いは何なのか、何を桜空に望んでいるのか……その行動原理は多くの謎に包まれている……
桜空「ぐっ・・・・・!?くっ・・・・・!」
(桜空はなんとか相手を振りほどこうとするものの、相手の方が自分よりも力が強いためか、首が絞まる一方であり、まさに自分で自分の首を絞める形になってしまった・・・・・
段々と、桜空の抵抗する力が弱ってゆく・・・・・)
桜空「・・・・・」
(意識が途切れ、生死の境をさまよう桜空には、司の思惑など知る由もない・・・・・
意識の有無に関係なく、子供とは思えないほどに邪悪な思想に満ち溢れた相手の言葉を理解するのは、例え現代の桜空であろうと難しいことだろう・・・・・)
>>386