氷華
「………毒鴉。
明日の尋問は貴方に任せるわ。」
毒鴉
「!!
ありがとうございます、金鵄。
必ずや期待に応えてみせます……!」
桜空の前から姿を消し、地下通路を歩く中、通路で待機していた毒鴉を見た氷華は桜空を相手にしての尋問を行えないと言う自らの苦悩や葛藤に対する一つの解決策として、彼に尋問を任せる事にする。
毒鴉は久々に獲物を痛ぶれるとわかった上に、相手は敵対組織firstのボスである事から上機嫌になり、大袈裟にお辞儀をして謝意を示すが、氷華は氷のような瞳をしたまま通路の奥へ去って行く……
悠矢「おいーっす氷華ちゃん!どうよ?獲物の状況は?」
(同じく、氷華の心の内など知るはずもない悠矢がお構い無しに話しかけてくる・・・・・
まさか、敵対する相手が最愛の弟だなんて・・・・・
そんな辛さを知ったとしても、恐らくは平気で話しかけてくるだろう・・・・・)
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