悠矢「おいーっす氷華ちゃん!どうよ?獲物の状況は?」
(同じく、氷華の心の内など知るはずもない悠矢がお構い無しに話しかけてくる・・・・・
まさか、敵対する相手が最愛の弟だなんて・・・・・
そんな辛さを知ったとしても、恐らくは平気で話しかけてくるだろう・・・・・)
>>422
氷華
「………どうと言うこともない、何時もと何も変わらないわ。違うとすれば相手が組織のボスだから引き出せる情報も有益なものになりそうな事ぐらいかしら?
それよりも、手が空いたのね?
それなら、五日以内に岩手の二戸にある暴力団、西岡組の事務所を潰して東北の暴力団間の繋がりを調べて来てもらえるかしら?」
氷華は共にヒーローになろうと誓ったにも関わらず、桜空が約束を忘れて悪に堕ちていた事、改めて自分の中にあった人間としての情を知った事で更に心が削られた結果、もはや、緋染に対して邪険に扱う事すらしなくなり、何の感情も含めること無く、淡々とした口調で暴力団の事務所を潰し、組織の繋がりを調べて来て欲しいと指示を出す。