>>534
素鴉
「どうした、もう終わりか?
それなら直ぐに楽にしてやる……」
《ゴオッ》
床に膝を付いた桜空を見て、桜空の攻撃は自分の筋肉の鎧を前に大幅に軽減されるのに対し、自分が繰り出すジャブやフック程度の攻撃でも深刻なダメージを与えると言うことから、パワーと頑強さの違いが浮き彫りとなる。
此処に桜空が辿り着いたと言うことは少なくとも毒鴉を倒せていたと言うことから、何か光るものがあると思いきや、自分に到底及ばないと悟り、下手に苦しめること無く絶命させることが出来るように桜空の頭部に向けて、ボクシングにおける最大の威力を誇る右ストレートを打ち込む事で桜空の脳に深刻なダメージを与えてそのまま昏倒するようにして絶命させようとする……
スッ・・・・・
桜空「うるせぇよ・・・・・」
ドゴォッ!!!!!
(桜空は、これを受けたら本当にやばいと直感したのか、急に動きが鋭くなり、相手の右ストレートをギリギリで避けると、そのまま相手の腹部へと全力の一撃をめり込ませる・・・・・
ここまでボロボロになってもまだこんなに戦えるというのは、火事場の馬鹿力、というやつだろうか・・・・・)
紀「馬鹿も休み休み言っていただきたい、私がこの程度の下等な奴ら相手に死ぬとでも?」
(キッと中川を睨みつけては、自分がこの程度の敵相手に死ぬとでも思っているのかと反論する・・・・・
生き残れるかどうかではない、勝つ、ただそれのみ・・・・・
「貴方の相手は私がしましょう、その虫けら共々文字通り虫の息にして差し上げますよ・・・・・?」
紀は、蝗の猛攻を避けると、そのまま蟲鴉に上記を述べる・・・・・)
>>536、537