>>51
>>緋染
氷華
「……そう、話し合いで解決するつもりは無いようね。
それならもう警告はしない、実力で排除させてもらう。」
《パチンッ》
氷華はU字で高さ5mもある巨大な氷壁を不安を取り囲むようにして瞬時に形成し、彼の行く手を阻もうとする。
自転車をもって飛び越えようとしても5mのほぼ垂直で、表面が滑り易い氷壁を乗り越えるのは非常に困難であり、更に左右へ移動して回避しようにもU字に展開された氷壁はその可能性さえも潰す。
相手の異頭や、異様に大きい声から察するに音に関連する異能を持っている可能性がある事から、浮遊する氷塊を上昇させて距離を取って警戒し、相手からの反撃に備えておく。
既に日は沈み、夜闇の訪れと共に気温が下がり始めている……それはつまり、刻一刻と氷華の能力の制約が緩和されている事を意味している。
氷華
「話し合いによる交渉は決裂した。
後始末は貴方に任せてもいいかしら?」
自分と同じく浮遊する氷塊に乗って殺戮と闘争を待ち望んでいる緋染に対して、商店街に集結し、不安を待つ者達の始末を任せてもよいかと問いかける。
「インドォ!!!!」
「不安」はポケットから玄翁を取り出し、続けてその氷に力いっぱい打ち付ける。
目の前の氷には人並の穴が空き、遂に「不安」は商店街へ到着。
「不安」率いる仲間達は再びカッターや縄、バットなどで武装し、「不安」はさっきまで乗っていた自転車を担いで前線に立つ。
「My Name is Yosaku Yoshikawakashirashima (吉川頭島 与作)!!!この商店街は後ろのバルーンで既に人質だ!かかってこいやおらぁ!!!!」
勢いよく「不安」がそう言うと仲間達と共に目の前の「敵」に襲い掛かる。
渡したい物・・・・・だと・・・・・?
(相手の言葉にピンとくれば「それって、もしかして小さなチップみたいなやつか!?」と、相手にグンッと迫りよってすごい勢いで聞いてくる・・・・・
その焦りようから、かなり大事な物であるということが伺える・・・・・)
>>52 一ノ瀬
あぁ、任せときなって氷華ちゃん、こいつら、片付けちゃっていいんだな?
(ニヤリと不気味に死神のような笑みを浮かべれば、今目の前にいる奴らを片付けちゃっても構わないんだなと確認する・・・・・
そして「予め言っとくけど、後になってからさっきの命令は間違いだった、とか言うのは無しだからなー?」と、氷華に一応念を押しておく・・・・・)
>>55 氷華