>>593
巨大ムカデ
『ギギギギギ……ギギギギィッ……!!!』
《ドゴオォォォォォォォォォォォッ》
あまりにも巨大で、動く竜巻のようなムカデに対しても怯むこと無く繰り出された拳はムカデのぶ厚い外骨格に大きなクレーターを作り、外骨格の至るところに亀裂が生じ、その巨体が大きく吹き飛び、コンクリートの壁を破壊して外の岩盤に半身が埋まる。
桜空が素鴉から貰った鉄甲による対異能の効果により、桜空の渾身の一撃が何倍にも威力が増大され、ダメージを与える事が出来た。
しかし、大きなダメージを与えることに成功したものの、その巨体が持つ体力、生命力、再生力はかなりのものであり、破壊された外骨格が早くも再生し始めてしまう……
攻撃を畳み掛けるならチャンスは今しかない。
複数の箇所を同時に攻撃できるような技や力があれば、このままトドメを刺すことも可能だろう。
桜空「こまけぇ話は後だ!!!!!一気に畳み掛けんぞ!!!!!」
ドゴッ!!!!!ボゴッ!!!!!
(桜空は中川に細かい話は後にして今は目の前の敵への総攻撃に集中するように忠告する・・・・・
中川が攻撃をするのとほぼ同じタイミングで、桜空も先程同様に渾身の一撃を二発入れる・・・・・
一回の攻撃であそこまでダメージを与えることが出来たのならば、二回の攻撃と中川の攻撃を同時に受けたのなら、かなり追い詰めることが出来るはずだ・・・・・)
>>594、595