桜空「・・・・・アンタが敵じゃないのなら、その言葉、信じるよ」
(この危機的状況の中、そう都合よく自分達の味方の助っ人が現れるのは出来すぎている話だと思ったからか、桜空は少々警戒しながらも、敵じゃないのであればその言葉を信じると返す・・・・・
今はとにかく、早く狼谷と合流してアジトへと戻らなければならないからか、桜空は少しでも今の状況を解決できる可能性があるならば、例え怪しい人物であったとしても頼らざるを得ない・・・・・)
>>611
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謎の仮面
「クフフッ、そうですか……
では、私の助力は必要なさそうですので此処は下がりましょう。」
中川が幾つも部屋に穴を開けて移動口を作り、自分の助力が無くとも大丈夫だとわかると、仮面の男は口許に手を当てて笑いながら、通路の暗闇の中へと消えて行く……
仮面の男の笑い方は、昔に桜空が何処かで聞いたことのある、少し癖のある笑い方であるものの、彼は自分の素性について明かす前に去ってしまう。
中川のこの判断や行動が吉と出るか凶と出るかはまだわからない……