桜空「情ねぇもクソもねぇ、お前は今は黙って守られてろ・・・・・」
(狼谷は片腕を失ってはいるものの、まだ喋れる余裕があることから、現状命に別状はないと見ていいといったところか・・・・・
が、その時、中川に向けて青白い斬撃が放たれるのを見た桜空は「危ねぇっ!!!!!」と叫び、中川を突き飛ばす・・・・・
あまりの速度から、鉄甲で防ぐ余裕すらなく、桜空の背中をかする・・・・・)
>>629
>>中川
剱鴉
「……よく避けた。
だが、次はどうかな?」
【無明流……】
剱鴉の放った青白い斬擊は桜空の背中を掠めると、10m後方の壁に深い切断跡が刻まれ、壁の中にあった合金性の鉄骨やコンクリートさえも豆腐のように切り裂かれてしまう……
一撃必殺の威力を誇る強力な斬擊を繰り出す…
これが剱鴉の持つ異能の真髄なのかは定かではないものの、更なる追撃を加えるべく、再び居合い斬りの構えを取り始める。