【オリキャラ&バトル】『The Three Ravens』

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631:自由を阻む剱◆3.:2021/12/29(水) 15:47

>>630
>>中川

剱鴉
「……よく避けた。
だが、次はどうかな?」
【無明流……】

剱鴉の放った青白い斬擊は桜空の背中を掠めると、10m後方の壁に深い切断跡が刻まれ、壁の中にあった合金性の鉄骨やコンクリートさえも豆腐のように切り裂かれてしまう……

一撃必殺の威力を誇る強力な斬擊を繰り出す…
これが剱鴉の持つ異能の真髄なのかは定かではないものの、更なる追撃を加えるべく、再び居合い斬りの構えを取り始める。


ファースト◆gI:2021/12/29(水) 18:56 [返信]

桜空「くそっ・・・!次から次へと・・・・・!」

(背中からポタポタと血を滴らせながら、桜空はなんとか体勢を直すものの、今の一撃でかなりのダメージを受けたことから、長期戦に持ち込むわけにはいかない・・・・・

手負いじゃない状態で戦ったところで、到底元から勝ち目はない相手だ、素鴉のように情けなど持ち合わせていない・・・・・)

>>631


中川 隆次:2021/12/29(水) 19:22 [返信]


「だったらどうして一人で突っ込んだんです? ここは言いっこなしですよ」

桜空の問いに人懐っこい笑顔で答えた。
彼の性格はよくわかっている。というよりバカ正直すぎて嫌でもわかってしまう。そんな彼がこの状況でとる行動など火を見るより明らかだ。
そして自分は、所属している組織のリーダーが危機に陥って、それを放置できる性分でもない。故にこの行動は必然といえた。

「どのみち奴(やっこ)さんは簡単には逃がしちゃくれねぇんだ。それなら少しでも可能性のある方に賭けましょうや」

「!」

剱鴉はとんでもない反応速度で対応、すかさず水平に一閃、浅葱色に輝く剣圧を飛ばした。

(防ぐのは……多分無理だ!)

ならば跳躍で躱そうと、足裏からコイル式ジャンプ台を形成しようとした瞬間、

「ごわあっ!?」

突如横から襲ってきた衝撃に姿勢を崩す。何かと思い視線を向けると、桜空が自分を突飛ばしたらしい。

「た、大将! これぐらい自分で対処できますって!」

完全に余計なお世話だった。むやみやたらと仲間を助けたがり、結果自身が傷つくのも厭わないのはもはや悪癖といえる。
どうやらありがた迷惑という言葉は、彼には存在しないようだ。

(まあそこが大将の美徳でもあるんだがな)

「お気持ちだけ受けとっときますよ!!」

呆れ気味の苦笑いで感謝を述べ、受け身をとる。

(って、もう次が来んのか!)

あれだけの技を使っておいて、まるでジャブのように連続で放つとは。

「やっぱ、次元が違うなあ」

こめかみに冷や汗が流れるも、反撃は怠らない。
今度は砂利の投げてのショットガンだ。太刀で防ぐにしても、それなりの動きをしなければならない。


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