桜空「それじゃあもし対処できなかったらどうするつもりだったんだ!?」
(これくらい自分で対処できると言い張る中川に対して、それじゃあもし対処できなかった時はどうするつもりだったのかと問いかける・・・・・
敵の放つ一撃一撃は、人体など容易く切断してしまうほどの恐ろしい威力を誇っており、もしまともに直撃してしまえば即死してもおかしくはない・・・・・)
>>633
桜空「くっ・・・・・!」
ゴガガッ・・・・・!
(必死に3つの斬撃を鉄甲で打ち消すものの、段々と桜空の体力も底が見え始めてくる・・・・・
逃げ道はすぐそこにあるのに、立ちはだかる壁があまりにも大きい上に、とても二人がかりでも足元にも及ばないほどに力の差かありすぎる・・・・・
このままでは全滅は免れない、もうこの手しか残っていない・・・・・)
桜空「おい、斬撃女・・・・・次で決めてやるぞ・・・・・」
>>634
剱鴉
「……いいだろう、それならお前の宣言通り……これで終わりだ……!!」
【無明流 参の太刀「逆神」】
強さを求める過程において、女であることを捨て、その言動や戦闘スタイルを中性的、或いは男性的にしている剱鴉にとって、桜空の言葉に対する自分への挑発の中に女と付けていた事に対して強い苛立ちを覚える。
そして攻撃を発動すると決めると再び、瞬間的に抜刀し、今度は下から上へと斬り上げるように刀を振るい、三つの浅葱色に輝く斬擊をほぼ同時に放つ。
今度は右腕の鉄甲だけでは相殺しきれないように、三つの縦斬擊が横一列に並んでおり、それぞれの斬擊の間隔は30cm程である上に、斬擊の高さは2mにも及ぶため、斬擊そのものに周囲の空気を巻き込んでいるため、下手に斬擊の間を潜り抜けようとすれば左右の斬擊に引き寄せられてズタズタに切り裂かれてしまうだろう……
斬擊そのものも幅が40cmもあるため、幅2m以上のキルゾーンがまるで壁のように迫ってくる……この技は前方にいる相手を切り刻む事に長けており、
周囲の空気を巻き込んで擬似的な引力を持っているからか、見た目以上にその斬擊による攻撃範囲は広く、無傷で避けるのも難しくなっている……