>>646
紀と桜空の二人の眼前には既にあと3m程に出入口となっている、ガラスが割られた自動ドアが見え、そのドアの向こうには少し離れた先にあるビルの明かりや、マンション、アパートまで見えており、異能封じの鉄甲による副作用や、建物そのものを構築している空間移動の作用が薄れており、直ぐにでもファーストのアジトにまで撤退できる状態となっている。
このまま外に出ればその瞬間にでも逃走する事が出来るし、流石の剱鴉も今では瓦礫の下に潰されていることから、紆余曲折があったものの、最終的には桜空達に運が回り始めている。
【あけおめです!!】
桜空「・・・・・行くぞ、お前達・・・・・」
ダッ・・・・・!
(桜空は、急いで来た道を戻り始める・・・・・
狼谷を救い、一緒に助かるとするならばチャンスは今しかない・・・・・
紀は反対気味の様子だが、中川は狼谷を助けることに賛同してくれた、桜空達はまだ知らないが、剱鴉も瓦礫の下敷きになっていることから、狼谷を助けるには丁度過ぎる状況であり、こういうのを天は我に味方した、と言うのだろうか・・・・・)
【今年もバリバリなりきりしていきましょう!】