桜空「終わりっつってんだ・・・・・!!!!!」
ドガッ・・・・・!
(まだ終わっていないと怒りを顕にしながら瓦礫を切り刻み出てきた相手の背後から頭部へと蹴りを入れる・・・・・
瓦礫から出るのに必死で先程よりも不意打ちを比較的仕掛けやすい今が反撃のチャンスだと見た桜空の決死の覚悟での一撃だった・・・・・
これで相手が少しでも体勢を崩せばその間に全員での脱出は成功するだろう・・・・・)
>>649
《ズッ》
瓦礫を切り裂いて剱の前へ行こうとした桜空の脳裏に強烈な死のビジョンが映る……
剱鴉の大太刀の間合いである2m圏内に入った瞬間に蹴りを出そうとした桜空の伸ばした脚もろとも脳天にかけて一直線に、一刀両断されると言うものだ。
狼谷の瓦礫砲によって吹き飛ばされた事から剱の後ろは壁であり、背後に回り込むことは出来ず、正面から行こうものならものなら、この危険予知した未来が現実となってしまうだろう……