桜空「おい斬撃女ぁあっ!!!!!てめぇらのボスによーく伝えておけ!!!!!俺が絶対にお前ら腐った正義の鴉共を潰してやるってなぁ!!!!!」
スゥゥッ・・・・・!
(桜空は転送ゲートを出現させると、アジトへと移動する直前に相手へ上記を仲間を傷つけられた怒りを顕にしながら叫ぶ・・・・・
そして、相手の斬撃は当たる直前に転送ゲートが閉じてしまった為、そのまま桜空達を切り刻むことなく空間の一角を切り刻み不発に終わる・・・・・
コンマ一秒でも桜空達の行動が遅れていれば、確実に仕留められたであろう時差だった・・・・・)
>>655
>>657
狼谷
「ぐおぉぉぉぉぉぉ……!!
痛ッ……死ぬ程痛てぇ……!」
桜空が転移した事で窮地を脱した。
狼谷が率いていた攻撃部隊の内の半数と、潜入部隊の全滅と言うように、ファーストと言う組織が深傷を負う事になってしまったものの、四人は生還する事が出来た……
また、狼谷が殿を勤めた事で攻撃部隊の半数は剱鴉から逃れることにも成功している。
中川が傷口を縫う際に、傷口を通る針に激痛を感じつつも、何時もながらの軽い皮肉を口にする辺り、一先ずは一命を取り留める事に成功したものの、それがどのぐらいの延命になるかはわからない……
剱鴉
「腐った正義……か。
私達をそうしたのはお前達の秩序への無関心からだと言うのに……
愚かな……」
四人の去った後、体に付いた土埃を払いながら、桜空が残した言葉に対する答えのようなものを呟くものの、その真意は現状では伺い知れない……
何が正義で何が悪なのか……
八咫烏との死闘はその答えを探すための試練なのかもしれない……