桜空「そいつは面白い、俺が能力の限界でくたばるのが先か、お前にやられるのが先か、それともお前がやられるか、勝負といこうじゃないか・・・・・」
ブォンッ・・・・・!
(桜空はワープゲートを再度出現させると、騎士の振り下ろした剣がワープゲートの先、桜空ではなく別の場所に当たることで桜空は攻撃を回避する・・・・・
「お前も反則レベルの能力だから、俺が能力でどんな回避しても文句はねぇよな?」)
>>830
紀「・・・・・桜空の奴、どこまでも私達をコケにするつもりのようですね、ガキが・・・・・」
(結局は能力で自分達を避難させるという結果になった、戦わせるのか待機させるのか、正直ハッキリとさせてもらいたいところではあるが、何より自分達が弱く見られているような気がして納得がいかない・・・・・
「中川、貴方さっき、敵の能力が霧に限定したものかどうかと聞いてきましたね?」)
>>831
【桜空vs霞鴉】
霞鴉
「フフッ、自分の生まれ持った異能をいかにして上手く使えるかだうかじゃないか?ボクの方がキミ達の異能を上手く使えるかもしれないね。」
霞鴉は手の内を明かすことを嫌う。
霞鴉は再び周囲の濃霧に紛れ込みながら、桜空の後方だけでなく、正面にも新たに霧の騎士を作り出し、挟み撃ちにするような形へと変えて行く。
正面にいる騎士は桜空に向けて正面から突くようにして大剣を突き出し、背後にいる騎士はワープゲートから剣先を引き抜き、桜空の左右から挟み込むようにして大剣を振るうことで三方面からの同時攻撃を行おうとする。
霞鴉は巧みに異能の本質を隠し続ける。
霧化と霧の具現化が主軸となっているのだが、その上限がどれほどまでのものなのかはまだわからない……
「……ああ、どうにも気になったんだ。小さい水滴から金属に変わるなんて、どう考えてもおかしいぜ」
いつまでも嘆いているわけにもいかないので、紀に質問の続きをする。
「俺の杞憂だったらいいんだが……ありゃ原子・分子操作の可能性もあり得るぞ」
だとすれば桜空の勝率が更に低くなる。