>>866
氷華
「……怒りも悲しみも何も感じない。
躊躇いも迷いも今となっては私の中に存在していない。」
《パキパキパキパキパキ…》
心情を察することが出来ないのも無理はない…
氷華の心はとっくに凍り付いてしまっていたからだ。
自分の中に人間らしい感情や温かみは今となってはもう残っていないとだけ答えると、目を瞑ったまま氷華が手にした天然水の入ったグラスもろとも凍り付き始め始める。
悠矢「ま、確かに氷華ちゃんがたかが弟程度で動揺するわけないか・・・・・」
(氷華は相手が悪人とあらば誰であろうと決して容赦することなく手にかける・・・・・
今までがそうだったことから、たとえそれが弟だとしても動揺することはないのだろうと判断すると
「で?氷華ちゃんの弟ってことは、やっぱそれなりに強いの?弟君、かなり追い詰められてはいたみたいだけどさ、潜在能力もそこそこ高いの?ってか、離れて暮らしてたの?」
事情を知らないからか、氷華と桜空は今まで離れて暮らしていたのか、桜空も潜在能力は高いのかなど切り込んでゆく・・・・・)
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