>>92
「解りました。」
(氷華の横顔を見つめながら。不知火なりに尊敬の念を抱いている氷華と行動できるのが嬉しく、少し喜びや期待を含ませて小さく「光栄です」と呟きながら、雛宮と緋染に視線を移す)
氷華
「合図があった際には今回は貴方が先に攻撃を仕掛けてもいい。
十二鴉としての貴方の活躍には期待している。」
雛宮が影の中へ消え、取引現場に向かったのを静かに見送ると、後に残った不知火に対して言葉をかける。
異能の性質的に片方が異能を発動させて気温を変化させてしまうと後に発動させた者の異能の精度や威力も大きく左右されてしまうのだが、それを知っても尚、不知火が先に異能を発動させても構わないと言う。
変わらず取引現場である廃工場を見ながらも、自分と歳が近く、更には若くして十二鴉の一人に数えられる程の実力者であると言うことから、表情や態度には出ないものの氷華は彼女に対して少し親近感を覚えているが故の発言となっている。