>>939
氷華
「その銃と刀がその自信の源なのかしら?
なら……その自信の源を絶たせてもらう。」
《パキパキパキパキパキ…》
【氷蓮六華・寒烈嵐風 虎々婆】
氷華は再び両腕を大きく広げると、氷華の周囲の空気中に星々の煌めきのように無数の光が生じ、光が生じた箇所には無数の小さな氷刃が形成され、広げた両手を桜空へ翳すと、吹雪に乗って無数の氷刃が桜空を呑み込もうと押し寄せる。
美しい見た目の技であるものの、その本質は圧倒的な物量を活かし、呑まれた全てのモノを切り刻む、命を奪う死の吹雪となっている。
刀を振るおうにも届かず、狙撃しようにも狙いを定められない、まさに銃と刀の双方の利点や長所を潰し、一方的に相手を蹂躙する技となっている。
桜空「・・・・・仲間の遺品にすら感情の一つも持たねぇのかよ・・・・・」
グォッ・・・・・!
(自分の周りに四方八方ゲートを展開し、全方向からの攻撃を跳ね返せるようにする・・・・・
「本当に目の前の悪を滅ぼすことしか考えていないんだな、愚かな奴だ・・・・・どの口が正義を語っ・・・・・」
明らかに見てわかるほどに、桜空の表情が固まる・・・・・)
>>940