>>973
氷華
「貴方はその非情になりきれない甘い幻想を抱いたまま朽ちていくがいいわ。」
《パキパキパキパキパキ…》
桜空の腹部に少し刺さると、そこからパキパキと音を立てて凍り始め、そのまま手刀が刺さった箇所を壊死させ、彼の体を凍り付けにしようとする。
氷華はこの計画のために、人であるために必要なものを全て捨て去った……その彼女から見れば希望論や綺麗事ばかりを並べ、自分のように世界の改革のために動かない事を"甘い幻想"と蔑んでいる。
桜空「ぐっ・・・・・!?くっ・・・・・!」
ぐっ、ぐっ・・・・・
(桜空は必死に手刀を抜こうとするものの、既に腕も凍り始めており、じわじわと体の自由を奪ってゆく・・・・・
激痛と極寒、二つの脅威に挟みうちにされる・・・・・)
>>974