桜空「・・・・・また顔を見せてくれだとよ・・・・・」
(夕渚から預かった伝言を、桜空は氷華に言う・・・・・
ずっと信頼していた親友が国そのものを地獄に変えようとしていたという事実を知っても尚、夕渚はまた氷華と会いたいと思っていた・・・・・)
>>103
氷華
「………………。」
全てを知っても尚……桜空との戦いの中で彼女の事さえ忘れて復讐に走ろうとしていた自分の事を未だに思ってくれている事がわかると、氷華の目から一滴の涙が流れる……
この感情の正体も、言い表す言葉も思い付かないものの、凍りついた氷華の心の氷が溶けた証のようにも見える。