桜空「その能力を、少しでもいいから分けてもらいてぇくれぇだよ・・・・・」
(普通、人間は二年も昏睡状態が続けば起きてからしばらくは安静にしているものだが、氷華は依然として人間離れした実力を有していることに驚く・・・・・)
>>116
氷華
「……なるほど、大方把握したわ。
目下の脅威は私に宣戦布告してきた新八咫烏と、各地の刑務所を襲撃して囚人を解放した勢力……この二つが該当するようね?」
自分に宣戦布告のレターを送って来た者達だけでなく、各地の刑務所の襲撃事件の事も把握し、車椅子に深く腰掛け、瞑想をするように目を閉じて思考に集中しながらそう呟く。
それは問いかけと言うよりも確認のようなものであり、氷華の脳内ではこれから自分のすべきことを把握し終えている。