【first第八基地 跡地】
氷華
「……………。」
此処はかつてfirstが拠点として使っていたものの、八咫烏との戦いが激化する中、破棄された基地の跡地であり、周囲は木々に覆われ、今では近隣の住民でさえ立ち寄らなくなった廃墟の三階に氷華はいた。
氷華は数枚の書類の束を手にし、曇り空が室内を照す明かりを頼りにその書類を読んでいる……
桜空「新生八咫烏の襲撃を危惧して拠点を変えたわけだが、前の拠点に書類が数枚隠されているとは奴らも流石に思わないだろう・・・・・木を隠すなら何とやらってやつだ・・・・・」
(桜空は、辛うじてまだ使えるキッチンでコーヒーを淹れ、書類を読んでいる氷華に持ってくる・・・・・
よくある不気味な廃墟になりつつあることが、誰も近寄ることがなく活動しやすいという部分に繋がっている・・・・・)
桜空「何かわかったか?」
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